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(株)薔薇画廊
〒104-0061
中央区銀座7-2-4
松尾ビル2階


tel:03-3573-0783
fax:03-3573-0784
info@baragaro.com
■作家紹介

三岸節子先生




52.0×44.5cm
花 梅花李花桃花いまさかりなり


三月にならば花さかむ 花 57.7×35.0cm




 
節子先生と大磯の庭にて

好きな花●

 今、庭にジンジャーが咲いています。白い花が大好きです。
それも匂いのある白い花。


画家にならなかったら●

 小説家


好きな画家●

 なくなりましたねぇ。昔は随分とめまぐるしく
好きな画家があらわれました。


好きな色●

 赤い色。燃えるような赤い色。


四季の中ではいつが好きですか●

 四季それぞれの良さがありますから。
この頃年をとったら春が良くなりました。昔は春が大嫌いでした。
桜の花もちっとも好きでなかったのです。
若い時は季節など考えもしなかったです。


愛読書●

 このごろ眼が疲れますので、寝室の机の前に山のように積んだままで、
あまり読まなくなりました。昔は本ばかり読んで暮らしておりました。


好きな格言●

 格言はいいですね。
ふっと思い出すことがあります。あらためてと申されますとさて何でしょうか。


女に生まれてよかったと思いますか●

 いいと思っております。若い時は女がいやでしたが、現在はなにもかも
包容する気持ちになりました。


今度生まれる時は男女どちらに?●

 べつにどちらでもよいです。


自立する女性へ何を求めますか?●

 近頃の若い女性は立派です。私、つくづく感動するのです。とにかく大変
な女性がでていらっしゃいました。頑張ってということです。


スランプをのりこえる方法●

 祈るだけです。神様に。私は愚かな女です。才能もございません。
どうかよい絵をかかせて下さいませ。天にちゃんと神様がいらっしゃると
思っております。年をとってからそう思うようになりました。若い時は神も
仏も信じませんでした。


一番の大きな転機は何でしたか●

 主人・三岸好太郎が亡くなったことでしょう。とにかくなんとかして生きて
ゆかねばならない。大変なものでした。


今の日本の風潮で一番憂うる事●

 いつも朝起きますと二階の窓にすわって海を眺めて眼の運動をするの
です。この日本の素晴らしい風景を壊したくないです。なんとしても、
破壊してゆく戦争はいやです。




好きな風景・街●

 身体のつづくかぎり旅行してみたいですね。ベニスが好きです。
街に自動車がない。橋でつながっている美しい好きな街です。


現在の楽しみは何ですか●

 桜は美しいですね。一番最初に山桜が咲きまして、しだれ桜が咲いて、
八重桜が咲いて、この庭の中でも、皆順序があるのですよ。楽しいです。
家族でお花見するのです。毛氈を敷いて家族でお食事します。今何が
楽しみかといいましたら、おいしいものを頂くことです。


1984年 秋
三岸節子 新作展
薔薇画廊に於いて
(カタログより転記)