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(株)薔薇画廊
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■作家紹介





・・・私がウィーンで最初に粘土に巡り会った所は、ベルベデーレ宮殿の脇道

に在った”粘土屋さん”でした。・・・中略・・・粘土においての基本知識はそこ

で教わりました。・・・








ナルシッソス
   水に映った自分の姿に恋をしてしまっ

   た少年の話はギリシャ神話の中でも

   良く知られています。水仙の下の本体

   の部分に水の流れを彫ってみました。

   ナルシッソスがつい先ほどまで自分の

   姿に見入っていた水です。水の色を濃

   く出すために器の底の部分は少し厚く

   してみました。上から照明をあてると

   様々な水色が見えてきます。






  実は、粘土に対して執着を持ったのはもっと幼少の頃にさかのぼります。

 私はよく母方の祖父母の所にいっておりました。そこにはお茶室があって、

 まだ幼かった私にも祖父がお茶をたててくれました。見まねでお茶の作法を

 教わりましたが、祖父は大変厳しい人で、子供でもお道具の扱いにはひどく

 やかましく、うるさく言われ続けました。祖父を大好きだった私はその祖父が

 愛していたお道具、お掛け物も好きになろうといたしました。とりわけお抹茶

 茶碗には神様の作った物でも扱うように大切に扱う祖父を見て、「でもどうし

 て?人が作った物ではないか?」と不思議に思い、そんなに大切にしてくれ

 るのなら、いつか私も祖父に茶碗を作ってあげたいと決めたのです。

 今考えますと大それた事ですが。







旅立ち

 蝶が羽化して飛び立つ瞬間です。

風が蝶を助けるように押し出してくれま

した。だから少しだけ羽の部分が外

に出ています。器から離れて行く

羽の部分に神経を使いました。



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