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| ■つれづれ草 |
【織田 広喜先生】
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故里の風景
〜略〜
私の田舎は山深い農村で、近くには子供のころなつかしいたくさんの炭鉱風景
があったのです。今はなくなり廃坑の淋しさが一層詩情を深め、ピラミッドのよう
なボタ山にも草がいっぱいはえています。
又、ゴッホの絵のような洗炭場の真黒な風景は面白く何回も描いたものです。
洗炭場に働く女たちは、どうしたことかピエロのように厚化粧でかわいい風景で
あった。
また、ほかに牧歌的な田園風景が
ありポプラや牛や綿羊たちがいて
ミレーのように美しい。
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私はたそがれの空にはいつも歓喜の声を張り上げたものです。
月見草や桔梗花が小さな堤の岸に咲き、かわいい草加はどこまでも続いてい
ました。今もそうであります。
また、山のひぐらし蝉や、草叢のこおろぎの声はいつどこで聞いても、素晴らしい
古里の音楽であります。
この絵に描かれている道にはきつねが出るので、学校から早く帰るよういつも
言われたものです。遅くまで遊んで、母に心配をかけていたことを、悪かったと
今は思います。
また、藁こ積みや、ポプラ並木や夕日、お花畑は子供の頃より水彩で得意になっ
てよく描いたものです。
その頃から私は赤土やたそがれの景色が好きでした。
出身地/福岡県
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