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| ■つれづれ草 |
【山本 文彦先生】
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長者ヶ森
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長者ヶ森は、秋吉台の見渡す限りのカルスト台地にポツンと黒点のように
繋がっている原生林。
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焼け付く夏の日差しの中でも
暗く冷たく鳥の声も地底から響く
ような無気味な静かさがある。 |
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私の生活は土地の縁が薄く、これまで東京、長野、千葉、山口、兵庫、茨城と
数年単位で転々として来た。だから私にとってふるさとは、特定の地域ではなく
生活の折節に刻まれた情景の記憶のなかにある。
今年の夏は、長者ヶ森に座って過ぎた日々の追憶にふけったりした。
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出身地/東京都
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